4/30(日)  朗読「Re;海月」

 

 3月、八焔座「灰色オセロ」を終えて2週間が経ちました。

 1年と2ヶ月前、旗揚げ公演「cicada」にて、役者は最後と決めて立ち、次に復帰するときは、自分の仕事や気持ちにもしっかりと区切りを決めて、ここという時に、いつかまたしっかり向き合いたいと覚悟を決めたつもりです。

 ですが今回の公演で、「代役」というイレギュラーではありましたが、予期せぬ復帰となってしまいました。

 久しぶりに板についてみて、やはり自分の中に燻るものがあったのだと再確認させられました。劇場で舞台に立つのはこれで最後と決めて、2週間の公演を駆け抜けましたが、中途半端に再燃してしまった気持ちです。

 

 どう整理をつければいいか考えあぐねて、行き着いのは僕の原点であるCafe' nookでやりたい、ということです。

 そして、過去3部作の中で唯一自分で出演していない作品、それが「海月」でした。

 

 4/30(日)、一度本作品に出演して下さった外村道子さんに再びお頼みして、「海月 再演」をさせて頂きたく告知いたします。

 演出は、これまでもずっと支えて下さった菊地史恩さんにお願いしています。僕は脚本再構成と出演を担います。

 

 海月は、僕自身の書く行為、あるいは演じることにおける「」と向き合った作品です。

中途半端な才能」を得てしまったがために燻ってしまう感覚、諦めようにも諦められない未熟さ、うまくやってしまえる「賢しさ」へわだかまりのようなものを、等身大に言葉にしました。

 同時に、「努力できない劣等感」、「ひたむきになれない虚無感」もテーマとしています。

 

 ネットで連載を続ける小説家・凛と、その作品にコメントを寄せ続ける女性・巴との奇妙な関わりに、ものづくりのもつ蜜や毒を感じて頂けたら幸いです。何卒、よろしくお願い致します。

 

※トレーラーは初演時のものです。

 


 

外村道子

【映画】

「なけもしないくせに」

(監督 井上真行)

 

【舞台】

世田谷シルク

「ブラック・サバンナ」

 qui-co.

「Butterfly」「神の左手」

 

 

朝戸佑飛

【映画】

「愛の小さな歴史」

(監督 中川龍太郎)

「ようこそ、美の教室へ」

(監督 白川幸司)

 

【舞台】

青蛾館

「毛皮のマリー」他



 

演出・菊地史恩

脚本・朝戸佑飛

音楽・竹山 諒

 

    「Re;海月」   

 

明日の正午、

あなたが教えてくれたお店で、待っています。

 

『あと15分、』

二人だけの真実と、交わらない妄想を、

『海月の海に垂れ流す』

 

叶うなら、私の恥が、

あなたの恥でありますように。

 

書きます。あなたの恥を。

僕の恥を、書きます。

 

 

 日程 / 2017.4.30(日) 15:00~ , 20:00~

      ※開場は開演時間の30分前、上演時間は約40分です。

      ※終演後、1時間程度の歓談の時間がございます。

 会場 / Cafe' nook 

      東京都渋谷区代々木1丁目37-3 岩崎ビル地下1階(代々木駅「北口」より徒歩1分)

      03-3373-7009

 料金 / ¥2.000(1ドリンク付き)

      ※2杯目以降、キャッシュオン。食事もございます。

 出演 / 外村道子( ECHOES ) , 朝戸佑飛

 

※ご予約は当記事への書き込み、当HPお問い合わせ、

もしくは役者までお問い合わせください(役者名クリックでTwitterへ)。

 

 お問い合わせ / 主催・朝戸佑飛 

           yuhiasato@gmail.com

  

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コメント: 2
  • #1

    植竹明彦 (火曜日, 25 4月 2017 02:20)

    『海月』4/30の15時からの回、私1名で予約をお願いいたします。
    楽しみにしています。

  • #2

    yuhi (土曜日, 29 4月 2017 18:39)

    お取り置きいたします。
    ありがとうございます!

    心よりお待ちしております。